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月刊モーリシャス トップニュースのバックナンバーへ (1999-03-22)

すごいぞ島を縦断だ!皆で繋いだ「友情の鎖」

【22日キュールピップ/モーリシャス】

国歌…3月12日の独立記念式典での演奏(RealPlayer G2)
グリグリ岬近くの砂浜を一望(RealPlayer G2)
マエブールの南に面する海岸線です(RealPlayer G2)
浜近くの広場でサッカーをしてます(RealPlayer G2)
ヨット大会開催!(RealPlayer G2)

Poster1 President Uteem 3月21日に、モーリシャス史上例を見ない物凄いイベントが開催されました。 ウティーム大統領(右写真)がモーリシャン全員に呼びかけ、みんなで手を取り合って、島南西の港町マヘブールのバスターミナルから北部の観光地グラン・ベのサッカー場までをつなごうというものです。 これは2月末に島を震撼させた事件からの立ち直りを狙ったもので、その長さは90キロにもなります。 人が集まらなければ大失態。大統領が政治生命を賭けてまでやり遂げなければならないと感じたこのイベントは、果たして成功したのでしょうか。 今回はモーリシャスの「友情の鎖(Chain of Friendship)」などをレポートします。

Poster2 これだけ大きなイベント、新聞・テレビ・ビラ(左上写真)・横断幕(右写真)で全島に告知されていました。 10万人以上の参加を見込んだようですが、蓋を開けてみればそれ以上、15万人以上が参加したようです。これは実に人口の15%を占めます。 いやー、お見せできる写真が無いのが残念です。午前9時頃、ルートに指定されている道沿いに人が集まり出します。ほとんどの人は白い服装での参加で、多くは無料配布された特製Tシャツを着ています。 10時きっかりに、ラジオからおなじみの国歌が流れ、15万人で大合唱です! その直後、全島の教会やモスクから一斉に鐘が鳴り響きました。 途中で鎖が未完成のところがあり、また参加者の層が若干偏ってはいたものの、「友情の鎖」は大成功を収めました。

Poster3 続くイベントが、「未来へ向けての大集会(Rally for the Future)」(左ポスター)です。「友情の鎖」を終えた参加者達が、大挙して大統領官邸のある島中部のレデュイに集まりました。 これまた予想以上の2万人が参加したようです。すぐそばにキャンパスのあるモーリシャス大学の学生達は、顔にペイントを施したりとお祭り騒ぎです。 大統領官邸の庭に集まった参加者達は、まるで野球の外野席で応援旗を振るように国旗を振っています。 このときに皆で唄った、Marcel Poinen作曲の歌はカセットとCDで発売されます。

集会の中で大統領は、その力強い演説の中で将来への決意を語りました。 「正義なくしては我々の国の調和はありえない。そのためには政府だけでなく、民間も責任を持って力を尽くさねばならない。 世論が黙っているからといって、社会にストレスを生んでいる収入格差や所得不均衡を見過ごしてよいわけではないのだ。」

こういったイベントは政治色がとても強く、芝居がかっていて胡散臭いとも捉えることが出来ますが、 今回に限っていえば参加者であるモーリシャンの多くも、早く国民的統合を取り戻したいと考えていたため、 概ね好感をもって受け取られたようです。ただある大学関係者が言うように、「華々しい行列の裏には世の中に失望している人々もいることを忘れてはならない」というのも事実のようです。

ともあれ、こんな感じでモーリシャスは今とっても熱いです! これからモーリシャスに行かれる方は是非その空気を感じてきてみてください。

1999年3月22日 月刊モーリシャス
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