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月刊モーリシャス トップニュースのバックナンバーへ (1999-02-25)

KAYAさんの葬儀に多くの人々が参加

関連記事(1):1999-02-24 モーリシャス首都ほかで暴動発生、鎮静化へ
関連記事(2):1999-02-26 モーリシャス、暴動から平常化。傷跡生々しく。

【25日マエブール、ブルーベイ/モーリシャス】

Mahebourgバスターミナル近く(RealPlayer G2)

人気セゲエ(セガとレゲエの融合)歌手のKAYAさんの死に始まるモーリシャスのほぼ全島で巻き起こった暴動は、警察とSMFとの警備の強化により昨日からの落ち着きを保っている。

葬儀では多くの国民がKAYAさんを送った。ラングーラム首相は、KAYAさんの死に対する調査委員会を設けると宣言している。刑事事件として裁判にも持ち込むようだ。この異例の扱いを国民に見せることで、非常事態宣言の一歩手前まで行った今回の騒動の収拾を図ったのだろう。 ウティーム大統領はテレビ演説で、この事件を内紛につながるものにしてはならないと述べた。今日もその他多くの政治家・宗教人がテレビで国民に平静を保つように呼びかけた。

A bus to the Blue Bay 暴動の鎮静化に伴い、道路に置かれた障害物が除去されたため、学校の休校をよそにモーリシャスの公共交通手段であるバスはダイヤの乱れを残しつつも運転を再開している。先日本誌に載せた臨時休業していたモーリシャステレコムや、その他の閉店していた商店も、その多くが今日から営業を再開している。警察との衝突で、一人のレゲエ歌手を含む、少なくとも4人の死者、そして40人もの逮捕者を出し、投げ込まれた爆発物などによって30人以上の警官の負傷者を出した今回の暴動は、収束の方向に向かっていると見て良いだろう。 だが、モーリシャス政府は今夕首相のテレビ演説で平常化宣言を出したばかり。危険はほぼ無くなったとはいえ、モーリシャス来航者はこの国でごく最近に暴動があったのだということを考慮して、身の安全を最優先させて行動すべきである。


the Blue Bay 本誌記者は、バス(上の写真/なぜかエアーフランスのロゴが…。)の運転再開に合わせて、マエブール南6キロの地点にある、ホテルオーナーがモーリシャス一美しいパブリックビーチといっていた(公共の砂浜、ホテルのプライベートビーチと異なり、誰でも利用できる。)ブルーベイ(左写真)を訪れた。

フランス人と、海水浴や行商に来ているマエブールの人達が多く来ていた。思ったほど大きな浜ではなかったが、人が少ないため、皆のびのびとしていた。

明日からの宿を探そうとガイドブックを開いていると、突然隣のクレオールの男の人に話し掛けられた。「こっちに来て俺の貝を見てみないか?」。またしても旅行者狙いの押し売りか? 本誌記者は警戒感を持ちつつも近づいた。彼は名前をココと名乗った。話を聞いてみると、いまは行商をしているが、5月から8月のロブスターのシーズンのころは沖合いで漁業を営んでおり、そちらが本業なのだそうだ。今日売っているのは空き時間に海中から集めた貝とそれで作ったアクセサリーだそうだ。 (ちなみにMMCSモーリシャス海洋生物保護協会は、貝やサンゴなどの捕獲および認可店以外での売買を固く禁止しているので注意しましょうね。)

商品を勧めるのをかわしながらさらに話を聞いてみると、彼はKAYAの大ファンだったらしい。彼は国民的人気を博していたそう。CD・カセットも多く出しているそう。日本にも知っている人はいるのでは?そういえば、隣国レユニオンでも追悼会が開かれたとニュースでやっていた。彼は今回の暴動について、「KAYAの死が原因だよ。その他の要因なんてあるわけ無い。」と話していた。ついでながら、彼はMISIAはお気に召さなかったらしい。

参考までに、何かを買うように勧められた際のうまい口実を2、3。(1)全てクレジットカードで払っている、(2)明日帰国するのでバス代以外は全て使ってしまったもしくは日本円に戻してしまった(日本ではモーリシャスルピー→円は両替不可)、そして(3)欲しいものはもう何も無い。

彼はクレオール語・仏語・英語を堪能に操る。ガイドでもポケットマネーを稼いでいるそうだ。商魂たくましい。ホテルの主人いわく、「海岸では商人に気をつけろ。街中でガイドをしたがるやつは皆泥棒かスリだ」そうだ。少し大げさだとしても、やっぱり気をつけましょうね。

1999年2月25日 月刊モーリシャス
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